✈️ 海外出張の手配、どこから始める?初心者秘書さんのための実践ガイド
海外出張の手配を任されたとき、「どこから手をつけたらいいの?」と戸惑った経験はありませんか?
特に、秘書として初めての海外出張を担当される方や、海外旅行に慣れていない方にとっては、不安がつきものです。
この記事では、「パスポート → ホテル → 航空券」の順に沿って、シンプルで実践的な手配方法をわかりやすくご紹介します。
私は未経験から上場企業で秘書を務め、数々の海外出張手配を担当してきました。
その実体験をもとに、初心者の方でも安心して進められるステップを丁寧にお伝えします。
※この記事は事前準備が済んだ後の実践編です。事前準備については、こちらの記事をご覧ください▼
🛂 パスポート手配

まずは、パスポートの確認・申請からスタートです。
パスポート番号は、ビザ申請や、場合によっては航空券やホテルの予約にも必要になります。
申請から取得まではおよそ2週間かかりますので、ボスのスケジュールに無理が生じないよう、早めの段取りをおすすめします。
📝 申請の流れ
- 戸籍謄本の取得(○ボス本人/秘書が代理可)
- 証明写真の撮影(○ボス本人/✕秘書が代理不可)
※申請直前にパスポートセンターでの撮影も可能です。 - 申請手続き(○ボス本人/秘書が代理可)
- パスポートの受け取り(○ボス本人/✕秘書が代理不可)
※代理申請には委任状が必要です。
※一部、申請書に本人の自筆記入が求められる項目があります。
※最新情報は、各都道府県のパスポートセンター公式サイトでご確認ください。

パスポート申請は、ボスの住民票がある都道府県のパスポートセンターで行う必要があります。
以前うっかり、会社のある都道府県で予定を立ててしまい、危うくボスに二度手間をかけさせるところでした…!
(出発前に気づいて、なんとかセーフでした💦)

それは思っちゃうよね〜。出社ついでに寄れるなら、そっちの方が効率良さそうだもん!
📄 必要書類
- 一般旅券発給申請書(1通)
※10年用・5年用で用紙が異なります。 - 戸籍謄本(全部事項証明書・1通)
※申請日前6か月以内発行の原本 - 顔写真(1枚)
※縦45mm×横35mm、無背景、6か月以内撮影 - 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
※該当書類がない場合は健康保険証+学生証など複数点必要です。 - 住民票の写し(必要な場合のみ)
- 有効なパスポート(切替申請の場合)
🛃 ビザ手配

次に、ビザ申請です。
国によっては、取得に時間がかかる場合があるため、パスポート取得後は早めに着手しましょう。
📝 一般的な流れ
- 申請方法を調べる(窓口/代理申請機関/オンラインなど)
- 必要書類を準備する
- 申請(○ボス本人/△秘書が代理可:国による)
- 受け取り(○ボス本人/△秘書が代理可:国による)
※国やビザの種類によって必要な書類・手順が異なります。
必ず最新情報を大使館や公式サイトでご確認ください。

インドのビザ申請で、宗教など細か〜い項目の記入があって、思った以上に時間がかかったことがあります…💦
申請内容は個人情報なので、ボスに確認するときは周りに気をつけましょう。口頭よりも、メールやチャットでやり取りするほうが安心かもしれませんね。
📄 必要書類(一般例)
- パスポート(有効期限が十分にあるか確認)
- ビザ申請書
- 証明写真
- 渡航目的を証明する書類(招待状、航空券、ホテル予約 など)
🏨 ホテル予約

✅ 手順の流れ
- Googleマップで希望エリアのホテルを検索
- 3件ほど候補をリストアップ
- ボスに選んでいただく
- 予約サイトで予約(確認内容に基づいて)
- 予約名:ボスのお名前
- 電話番号:社用携帯など
- 宿泊期間、部屋タイプ(喫煙/禁煙)、食事プラン(朝食付きなど)
- 支払方法(現地カード/請求書など)
- 代理予約者情報(必要であれば秘書の連絡先)
同行者と同じホテルにする場合は、予約情報を共有しておきましょう。
同行者から指定ホテルがあった場合は、ボスに了承をいただいてから予約します。
- 予約票を保存(報告用)
- ボスの予定表に反映

海外出張のホテル予約は、ボスが早朝に到着される場合、前日からお部屋を取っておくのもおすすめです✈️
到着してすぐにくつろいでいただけるように、
「前日からご予約しておきましょうか?」と、ひと言確認してから進めると安心です◎

それ、大事だよね〜!長旅のあとにすぐ休めるのって、本当にありがたいと思う✨
✈️ 航空券予約

- ボスの希望到着時間に合う便を検索
- 予約内容をボスに確認
- 座席指定をして予約
- 発券
- ボスの予定表に反映
🗺 アクセス確認

- Googleマップで以下のルートを検索
- 空港 → ホテル
- ホテル → 訪問先 - 地図を紙やPDFで保存し、後日ボスにお渡しできるよう準備しておきましょう。

現地で使える、比較的安全なタクシーアプリもチェックしておくと安心です🚖
アジアなら「Grab」、欧米なら「Uber」がおなじみですね!
🧳 忙しいときは代理会社の利用もOK!
急な出張や繁忙期など、手が回らないときは代理会社や旅行会社にお願いするのも一つの方法です。
予約内容がある程度固まったら、確認後に依頼してみましょう。
ビザ・ホテル・航空券の手配を一括で進めてもらえるので、時間と心のゆとりが生まれます。

私が実際に利用したのは HISさん です。柔軟な対応で安心感があり、おすすめです!
ボスに確認した予約内容を元に問い合わせしてみて下さい▼
⏰ 出張直前にすること

- 航空券/ホテルの控え、地図をボスにお渡し
- 「ホテルやタクシーなどの領収書は、後日私にお渡しください」と一言お伝え
💼 出張後にすること

- 領収書の回収
- 領収書の出ない交通手段(電車・バス等)のルート確認
- 変更点がないかの確認
- 精算作業
🌍手順をおさえれば大丈夫!

海外出張の手配は、項目が多く感じてしまいますが、一つひとつの流れを理解していれば決して難しくありません。
この記事では、実際の経験をもとに以下の流れで整理してきました。
- パスポートの申請と必要書類の確認
- ビザ申請の流れと注意点
- ホテル・航空券の予約方法
- 現地アクセスの事前準備
- 代理会社の活用方法と手配が難しいときの対処
- 出張直前・出張後の対応チェックポイント
これらを押さえておけば、急な依頼にも落ち着いて対応でき、ボスからの信頼にもつながります。
事前の準備が、あなた自身の安心と自信につながりますよ。
出張手配の場面に直面したときに、ぜひこの記事を見返して、ひとつずつ進めてみてくださいね。
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